フォローしたかったこと―“ダルタニャンは知っていたのか”。
ダルタニャンにはベル・イールで白昼夢を見ていてもらったことにする予定だったのですが(それはそれで酷いな・笑)、最初から知っていた、ということにしてしまいました。
当初は、「温泉旅行で不信感を募らせる」→「アンリをノワジーまで尾行」→「ダル物3巻11章の最後の方(アラミスとロングヴィル夫人合いびき)のシーン的な展開でバレる」という流れを考えていたんですけど、頭の中でシミュレーションしてみて、「う~ん、これはちょっとアニ三ダルらしくないなー」と思ったので。
しかし今回も書いてて痛々しかった。もうホント、ごめんよダル。ラストシーンはあまりにもあまりだったのでカットしようと思ったのですが、なんか勢いで書いちゃったよ。
まぁ彼にはデルブレー君と張り合えるくらいに成長してもらいたいという願望もあるのでね。ちょっと頑張って心を鬼にしてみたわけですよ(言い訳)。というわけで今回の話の裏サブタイトルは「ダルタニャン、権力欲への目覚め」(笑)。ちなみにこの段階ではダルは(隊長や他の隊員からの信頼は厚いけど)銃士隊副隊長にはなってないです。これから頑張って出世して、元帥目指してもらわんとね。アラミスのためにね。でも元帥になったからって何がどうなるわけでもないんだけどね。所詮デルブレー贔屓の人間が書いている話だからね(酷)。
ミレディに対する考察はアンリの方が多分正解です。ちなみにミレディの伏線を回収する気はありません(アラミスのことは姿くらましてしまったので諦めたと思ってください)。
それにしてもアラミスの独白が長い。これでも短くまとめたんだけど…。基本思ったことを口にする人じゃないため何考えているのかちゃんと書かないと分からないとはいえ、長すぎて話の前後が分かり難くなったんじゃないかとちょっと心配してます。どうでしょ?
原作ではアラミスがスペイン公爵になったのは晩年になってからのようですが、ここでは別に若いころ銃士やってたわけではないので、色々前倒しで手に入れてもらいました。